[ コーヒー ]

メキシコ、マヤ・ビニックのコーヒーに出会ったころ、まだ自分でカフェをやるようになるとは思っていなかった。
グラウベルの狩野さんから「すごくおいしい豆が入りますよ」と聞いて、たしか数人の焙煎人が煎って味見をするイベントがあるという話を聞いた。すごく興味をひかれたんだけど、そのイベントは焙煎人の集まり。
青梅の「ねじまきぐも」さんの話を聞いたのも、そのときだったかもしれない。
コーヒーが好きでサラリーマンをやめて、焙煎しながら小さなカフェをやっている。
ねじまきぐもさんを訪ねて、「メキシコ、マヤ・ビニックを飲みたいです」と言ったら、「なんでそれを知ってるんですか?」と驚かれて、いきさつを話した。でもそのときは、「まだ届いていないんです」とのことで、幻のマヤ・ビニックだった。
その後、グラウベルの狩野さんからいただいたマヤ・ビニックは、ほんとにすてきなコーヒーだった。明るくキレのいい酸味、さわやかな香り、そしてコク。いろんな表情をもつマヤ・ビニックは、抽出具を変えるたび、いろんな個性が出て楽しめる豆。こういう豆もあるんだ、とコーヒーの新しい楽しみ方を教えてくれもらった。
店をやることになって、森の島、珊瑚の島のブレンドをつくっていく中で、マヤ・ビニックはかうひい堂のまきさんにお願いすることになった。焙煎の具合によって味と風味の変わるコーヒー。珊瑚の島のブレンドには、まきさんの焙煎するマヤ・ビニックが適していた。
昨年11月から自分で焙煎するようになって、メキシコ マヤ・ビニックの生豆を見るようになった。生豆は、種類によって、農園によって、精製法によって、すごく粒がそろってきれいなのもあれば、よく見てハンドピックも丁寧にする豆もある。マヤ・ビニックは、けっこうよく見る豆。一粒一粒個性があって、かわいらしい。
そのマヤ・ビニック、銀座三越地下3階で販売をしているというので、昨日、行ってみた。

この豆を紹介している杉山さんといろいろお話しできて楽しかった。
豆は家に生豆があるので買わなかったけど、クラッシュしたコーヒー豆が入っているというこーひーぼうろ、サクサクで風味もよく、おいしい。

ガスの火力の違いで、凹むこと続きだったけど、そんなことでくじけずにまた楽しくやろう と思い直した1日だった。








